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●クイックシュー SG−80
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| 製品特許取得済み・特許出願中・意匠登録済み | |
| クイックシュー SG−80 梅本製作所ネットショップで発売中です。 「梅本製作所ネットショップ SG−80」 お買い得な、「SG−80 ダブルプレートセット」もご用意いたしました。 ぜひ、ご利用ください。 ご購入後1年間の「国内保証書」付きです。 (カメラネジはステンレス製です) |
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| 目次 ・各部の名称 ・仕様 ・開発のねらい 1.「スピードと剛性」 すばやい着脱動作と、高い剛性の両立 2.「強力な固定とスムーズな操作性」 機構そのものによる、本質的な安全性 3.「使っているときの デザイン」 手探りでの操作性、 音 クリック感 4.「カメラプレートに 握りやすさをプラス」 違和感がない、痛くない 収まりがよいカメラプレート ・クイックシューSG−80の使い方 取り付けから、取り外しまで ・設計を終えて |
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・各部の名称 |
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| 表側 (画面の上方向に、カメラ前方のレンズ側をセットします) 裏側 | |||||||||||||||||||||||
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| 特許出願中・意匠登録済み |
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| ・ご注意 一般に、カメラに装着するほうを「シュー」と呼んでいますが、 シューとは「靴(Shoe)」の意味で、台となる受け手のほうを指します。 カメラに付くほうは「カメラプレート」といいます。 そこで、台となる受け手を「シュー本体」、 カメラに付く方を「カメラプレート」と呼ぶことにしました。 |
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| ・仕様 | |||||||||||||||||||||||
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| ※学研CAPAネットショップは、'09.03.31.に閉店しました。 製品の販売・保守等は、 引き続き梅本製作所が、責任を持って行なっていきます。 |
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・開発のねらい |
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| 1.「スピードと剛性」 すばやい着脱動作と、高い剛性の両立 更にカメラ方向と位置の再現性の高さ クイックシューは、三脚とカメラをすばやく着脱するためのものです。 場所を移動しながら撮影する風景写真では、三脚へのすばやい着脱のためにクイックシューは有効です。風景を三脚を使って撮っていて、例えば鳥が飛び立ったというシーンなどで、急いで手持ち撮影に切り替えたい場合があります。このときもクイックシューは便利でしょう。 またデジタル1眼の場合、ロケ先で商品撮影をしていて、撮れた画像をクライアントに見せるために、いったんカメラを三脚から外すことがあります。あるいはモデルを撮影していて、画像をモデルに見せることもあるでしょう。撮影の時間は限られていますから、三脚への着脱はすばやく行われなくてはなりません。 モデルの撮影の場合、はじめは三脚を使って撮っていて、のってきたら手持ち撮影に切り替えることがあります。撮影のリズムがありますから、三脚からの取り外しはスマートに行わなくてはなりません。 したがって、クイックシューが持つべきの第一の特性は「スピード」ということになります。 いっぽう三脚は、カメラブレの防止や構図の安定のために使います。そのため三脚系には高い剛性が求められます。 つまり、クイックシューが持つべき第二の特性は「高い剛性」でなければなりません。 一般にクイックシューなどの介在物がカメラと雲台の間に入ると、三脚系の剛性は低下します。それは、クイックシュー全体として「ヤワイ」構造であることや、もともと付け外しできる部分があること、さらにシュー本体の底面やカメラ取り付け面に貼り付けられたクッションの柔らかさ、などに原因があります。 このように、クイックシューの「スピード」と「高い剛性」は、両立しがたいものでした。 ワンタッチ性が高いものは剛性が不足することが多いし、比較的剛性が高いものでは、例えば取り付け時に固定ネジや固定レバーを締め付けなければならなかったりしていました。 |
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| 梅本製作所のクイックシューSG−80では、 1秒でも早くスムーズに着脱するため、取り付けはカメラプレートをシュー本体に入れるだけ。余計な操作は必要ありません。取り外しはレバーを上げてカメラプレートを引き抜くだけでできるようにしました。 また、カメラプレートのカメラ取り付け面には、梅本製作所が発明した「剛性体」(製品特許を取得しています)を採用しました。これにより、クッションの柔らかさによる剛性の低下は、まったくありません。 そして、シュー本体・カメラプレート共に徹底した高剛性設計をし、やわな構造は一切排除しました。ですからクイックシューが入っていることを感じさせない高い剛性感(ソリッドな感じ といってもいいでしょう)をお楽しみいただけます。 このように設計することで、梅本製作所のSG−80は、「スピードと剛性」を高い次元で両立しています。 ●更に、梅本製作所のクイックシューSG−80は、 「カメラ方向と位置の再現性」に優れています。 例えば、接写やパノラマ撮影中にクイックシューでカメラを着脱するシチュエーションがあります。このときにせっかく合わせた構図やノーダルポイントがくるってしまっては、なんにもなりません。通常のクイックシューでは、このことはあまり重要視されてきませんでした。また。いわゆる「万力」のようにカメラプレートをはさみつけるタイプのものでは、元々その長手方向にカメラプレートをスライドさせて固定できるようになっているため、カメラの位置の再現性は無いといえます。 クイックシューSG−80の非常に高い剛性は、接写やパノラマ撮影をより正確なものにします。 また、特に商品撮影(物撮り)のときに、セットを組みライティングをして大まかな構図を決めた後で、プリセットWB(ホワイトバランス)をとることがあります。そのために三脚からカメラを外し、WBを取り、元に戻すと構図がくるってしまっては困ります。 さらに、通常の商品撮影(物撮り)で、部分のアップ撮影をしたいことがあります。従来はカメラボディを2台用意して、部分のアップ撮影専用にしなければなりませんでした。1台のボディで三脚への着脱をすると構図がくるってしまうからです。 梅本製作所のクイックシューSG−80は、接写やパノラマ撮影中、さらにはプリセットWBの取得やアップ撮影の時でさえ、カメラの着脱を可能にする、非常に高い方向と位置の再現性があります。つまり、何度着脱しても、カメラの方向と位置が変わりにくいように、あらかじめ配慮した設計をしているのです。 するとカメラボディは1台での進行が可能になります。ですから、機材の大幅な軽量化にもなりますし、ファイル番号がばらけてしまうこともなく、全てのカットをPCに接続したままで転送しつつチェックすることもできます。 それらは、すべて梅本製作所のクイックシューSG−80の剛性の高さと、カメラの位置と方向の再現性の高さによる効果です。 ご経験のあるカメラマンの方なら、これらのことはすぐにご納得いただけるでしょう。 |
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| 2.「強力な固定とスムーズな操作性」 機構そのものによる、本質的な安全性 クイックシューの固定力を強くしようとすると、カメラプレートをはさみつける力を強くしなければなりません。 例えば、レバーに半円形の締め付け部をもつタイプのものでは、固定力を強くするためにはレバーのばねを強くする必要があります。すると、取り付け時に勢いよく動くレバーで指を弾かれることもあります。また、取り外し時には重いレバーを動かさなくてはなりません。 また、いわゆる「万力」のようにカメラプレートをはさみつけるタイプのものでは、取り付け時に固定ネジや固定レバーを締め付けなければならず、クイック性にかけてしまいます。 一部の万力型では、取り付け時にカメラプレートをシュー本体の「ミゾ」にぴったりと合わせて、まっすぐに差し込まなければならないものがあります。カメラの底についたカメラプレートを「ミゾ」に合わせて差し込むのは、そこが見づらい部分だけにかなりの手間を必要とします。 つまり、ここでもクイックシューの「強力な固定とスムーズな操作性」は、両立しがたいものでした。 |
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| そこで、梅本製作所のクイックシューSG−80では、 くさび形(台形)のカメラプレートを開発しました。 くさび形のカメラプレートをシュー本体にはめ込むと、いわゆる「くさび効果」によって左右からはさみこまれ、強力に固定されます。 くさびの形状そのものが固定装置なのです。 はじめに、カメラプレートをカメラにカメラネジでセットします。カメラプレートのくさび形(台形)の幅の狭いほうを、カメラ前方のレンズ側に向けて取り付けましょう。カメラプレートの幅の広いほうが撮影者のほうになるわけです。 |
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![]() 「カムフォロア」と「進入カム」が接触して「レバー」を自動的に押し上げています。 (図は、カメラプレートを半透明にして見やすく表しています) |
取り付けるときは、まずカメラプレートをシュー本体に載せます。カメラプレートはくさび形をしているので、万力型のように「ミゾ」にはめ合わせる必要はありません。シュー本体の中央付近に上から載せればよいのです。 そのまま、カメラプレートを前に押し出します。するとカメラプレート底面に作られた「進入カム」と、シュー本体右側に組み込まれた一体の「レバー」・「カムフォロア(カムと接触するの接触子のこと)」が接触して連動します。 (特許出願中) (スプリングによって、「レバー」は手前に、「カムフォロア」は右方向に常に押さえつけられています) カメラプレートが前進すると、「進入カム」によって「カムフォロア」は右方向に、「レバー」は前方向に自動的に動きます。これは、固定の準備動作です。 |
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![]() 「カムフォロア」と「固定カム」が接触して、カメラプレートを前方に向けて押し出しています。 これがクイックシューSG−80の固定状態です。 |
さらにカメラプレートが前進すると、「カムフォロア」は「進入カム」と離れ、「固定カム」と接触します。 「固定カム」は、カメラプレートを前進させる働きをします。カメラプレートはシュー本体に対して前に押し出されるとともに、後ろに抜けないように押さえつけられます。 このとき「パチン」と音がして、固定されたのがわかります。また、「コクッ」というクリック感もあります。 (この音は、レバーをゆっくり戻すことで、消すことができます。音をさせたくないときに便利です) なお、「固定カム」の作用でカメラプレートが固定されているわけではありません。カメラプレートの固定は、あくまでもシュー本体とカメラプレートのくさび効果によってなされます。 |
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![]() 「レバー」を前方に上げ、「カムフォロア」と「離脱カム」を接触させて、カメラプレートを手前に押し出しています。 |
取り外すときは、「レバー」を前方に上げます。すると「カムフォロア」は、「固定カム」から離れて、「離脱カム」と接触します。「離脱カム」はカメラプレートを手前に押し戻す働きをします。 更に「レバー」を上げると、「離脱カム」の作用でカメラプレートは手前に押し出されます。 カメラプレートはくさび効果によってシュー本体に強力に固定されているので、「離脱カム」によって手前に押し出されないと、固定状態は解除されません。 「レバー」から手を離しながら、カメラプレートを手前に引くだけで、カメラプレートを外すことができます。 |
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![]() カメラプレートの「ガイドレール」と、シュー本体の「ガイドレール」が、互いにかみ合っています。 |
くさび形(台形)のカメラプレートの手前(幅が広いほう)には、水平に張り出した「ガイドレール」があり、シュー本体の手前にある「ガイドレール」と、互いにかみ合うようになっています。 (特許出願中) 「ガイドレール」に案内されて、カメラプレートを前に押し出す動作は、よりスムーズに行えます。 また、カメラがレンズなどの重みで前に倒れるのを防止する機能もあります。つまり、一種の安全装置をも兼ねているのです。 |
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| すでに説明したように、 ・「離脱カム」が動作しないと、カメラプレートは外れないこと ・「ガイドレール」がかみ合っているから、カメラが前方に傾いて倒れないこと によって、 クイックシューSG−80は、本質的な安全性を確保しています。 カメラプレートは、スライドして落下することはありえません。また、前後や左右に倒れるように動くこともありえません。これは固定された状態では当然のことです。 クイックシューSG−80では、取り付けの途中や、取り外し操作を行った直後でも同様で、若干の前後スライド動作のみ許される、いわば安全ゾーンがつくってあります。 ですから、従来の一部のクイックシューのように、取り外し時に一気に固定が解除されて、あわてるようなことはありません。 (カメラプレートは、「離脱カム」が有効になった後、手前の決められた方向にしか外れません。この方向は撮影者にとっては、とても自然な方向なのでスムーズに取り外し操作ができます。次の項目で解説していますので、参照してください) ですから、安全のために特別な操作を必要としません。 とかく安全装置は、スムーズな操作を妨げるように作られがちです。 「機構そのものによる、本質的な安全」は、すばやい操作を要求されるクイックシューに最適なものだといえるでしょう。 |
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| 3.「使っているときの デザイン」 手探りでの操作性、 音 クリック感 クイックシューは、使うときにはカメラの下になってしまいます。 ですから、 ・手探りでの操作性 とともに ・目で見なくてもわかる ことが、とても重要です。 それには、 ・ 音 と 手ごたえ を、うまくデザインしなければなりません。 そうすると使用感,フィーリングがよく、使っていて気持ちがいいクイックシューになるのです。 梅本製作所のクイックシューSG−80は、その 音 や 手ごたえ までもデザインに取り入れました。 ・取り付け時には、カメラプレートをシュー本体の中央付近に載せて前に押し出します。ミゾなどに合わせなくてもよいので、手探りでできます。「飛行機が着陸するかのように、シューに向かって滑り込ませればよい」といってくださるユーザー様もいらっしゃいます。 ・カメラプレートが固定されると、「パチン」という音がします。と同時に、手には「コクン」というクリック感が伝わってきます。これで固定状態は手と耳によって、撮影者に伝えられます。念のために「レバー」に手をやれば、手前の固定位置にあるでしょう。 (固定時の「パチン」という音は、レバーをゆっくり戻すことで、消すことができます。音をさせたくないときに便利です) ・取り外し時には、右手でカメラを支え、左手で「レバー」を前方に上げます。すると、くさび効果によって固定されていたカメラプレートが、「離脱カム」によって手前、つまり撮影者のほうへ押し出されます。このときに「レバー」には「コクン」というクリック感が伝わってきます。これでカメラプレートは固定状態から外れました。 (この時、カメラプレートを手前に引かずに「レバー」をもとに戻すと、再度「固定カム」が働いて固定状態に戻ります。これも本質的な安全性につながっています) ・さらに、左手で「レバー」を上げたまま、右手でカメラを少し手前に引きます。「レバー」から手を離しながらカメラを手前に引き、カメラプレートがシュー本体の中央付近にくれば、カメラは解放されます。このときは、カメラがフリーになりますから、手ごたえでわかります。あとは、カメラを「上」または「手前ナナメ上」に外せばよいのです。 クイックシューの使い方で、カメラを三脚から外してすぐに手持ち撮影する場合が多々あります。この時、カメラが「手前ナナメ上」に外せるということは、そのまま一気に手持ち撮影に移行できるということです。クイックシューSG−80のこの特性は、実際の撮影動作を綿密に観察したうえで、設計されました。 梅本製作所のクイックシューSG−80は、「音」 「手ごたえ」はもちろん、カメラの着脱方向にまで配慮して、デザインされています。 |
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| 4.「カメラプレートに 握りやすさをプラス」 違和感がない、痛くない 収まりがよいカメラプレート クイックシューのカメラプレートは、カメラの底面に付きます。 カメラで手持ち撮影するときに、カメラの底は手に当ります。 カメラにいわゆる縦位置グリップを付けた時は、カメラの底は「グリップ」になります。 つまりカメラプレートは、本来カメラの一部でなければなりません。 しかし、従来のカメラプレートの多くは、その形状にあまり注意が向けられていませんでした。 |
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・設計を終えて クイックシューSG−80の設計は、コンセプトワークにしっかりと時間と手間をかけたのが、大きな特徴です。 「コンセプト」という言葉は、あまりにも気軽に使用されているので、意味が拡散しているように感じられます。 そこで 「コンセプト 客から見たら ベネフィット」 という標語をつくりました。 つくり手の都合ではなく、使い手の利便性を第一に考えようということです。 すると、クイックシューから、さまざまな問題がうかびあがってきました。 例えば、スピードと剛性の両立であるとか、強力な固定力とスムーズな操作性の両立であるとか、使っている時のデザインの問題であるとか、カメラプレートの収まりの悪さであるとか、その他いくつもの課題が見えてきました。 その課題をカメラマンの方々に問うてみると「そうなんですよ。なんでそういうのが無いんでしょう」とのお答えです。やはり課題の設定は正しいと自信を得ました。 さて、すべての課題を明らかにした後、機構設計・構造設計に入りました。前例のないデザインであるため、非常な苦労を伴いました。「あそこが、こうしているから、ウチもこうしよう」という手が、一切きかないのです。そこで、課題の解決には、「論理で真っ向から押す」という正攻法でいきました。 正攻法の結果が、クイックシューSG−80です。 このクイックシューで、 快い撮影のお手伝いができれば、これぞ設計者冥利につきます。
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